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長崎県立大学で特別授業

長崎県立大学で特別授業

7月13日、長崎県立大学の看護学部の授業にお邪魔しました。せっかくなので前日に長崎入りし、美味しいちゃんぽんに舌鼓を打ち、せっかくなので県立美術館にも足を伸ばしました。

授業ではは10月から高齢者医療の現場で実習が始まる看護学部3年生の学生さん対象で高齢者医療・終末医療のあり方や看護師の役割について一緒に考えました。「身体や心を聴くことのできる看護師になりたい」「緩和ケアやホスピスケアに対する興味が深まった」「アドバンスケアを祖父母と一緒に考えてみたい」など率直な感想が心に響きました。授業の写真を撮るのを忘れたので、長崎記念の写真を代わりに。

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講演のお知らせ

講演のお知らせ

【講演のお知らせ】

特定非営利活動法人 健康医療開発機構様にお招きいただき7月29日(土)「喪失に寄り添う:終末期における心のケア」というタイトルでお話をさせていただく機会を頂きましたのでお知らせいたします(zoomです)。会員、学生であれば無料。一般の方は1,000円会費がかかります。お申し込みは以下のリンクからできます。https://peatix.com/event/3628762

「極上の終活の仕方」ハワイ編

「極上の終活の仕方」ハワイ編

5月27日にホノルルマキキ教会で開催されたイベントでは100年時代をいきいきと生きるということや、体が衰えてきた時・命を脅かす病気になった時に考えておいた方がいいことなどについてお話をしました。

仲のいいお友達の、元ホスピス医、看護師、チャプレン、ソーシャルワーカーが来てくれて(それだけで最強のホスピスチームができてしまう!)とても有意義なQ&Aになりました。

グリーフサークル第3期スタート!

グリーフサークル第3期スタート!

今年の1月からスタートしたズームdeグリーフサークル、第3期の参加者を募ります。看取りや死に関わる医療やケアの現場でお仕事をされている方々が対象です。日程は以下の通り。10名以下という定員でグリーフサークル自体がそれぞれを支えあうコミュニティーとなることから全日程参加できる方を優先させていただきます。これまでグリーフに悩んでいる方、グリーフについて学びを深めたい方、グリーフケアに興味のある医師、看護師、介護支援員、ケアマネージャー、薬剤師、心理士、緩和ケアボランティア、保健師の方などにご参加いただいています。毎回違ったテーマに沿ってワークブックを使いながら共に繋がり、語り、学びます。定員になり次第締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。必要な方に届くよう、お知り合いの方にお知らせいただければ幸いです。参加費15,000円(参加費、ワークブック代含む)。詳しくはフライヤをご覧ください。お申し込み・お問い合わせはグリーフ&ブリーブメント研究所aki@akimorita-psyd.comまで。

第1回 7月8日(土)                喪の旅の始まり

第2回 8月12日(土)            グリーフの道のりを知る

第3回 9月16日(土)            グリーフと心の関係

第4回 10月14日(土)        大切な人を悼む

第5回 11月11日(土)        大切な人の支えになる

第6回 12月9日(土)            出会いと別れの意味

いずれも14:00〜15:30

第二弾ズームdeグリーフサークル始まります

第二弾ズームdeグリーフサークル始まります

第一弾は1月から始まり、現在8名の医療関係者の方々が2回目のミーティングを終えたところです(全6回)。毎回、学びを深めながら色々な発見があり、いいグループワークや相互支援の形ができています。少人数制で、自らのグリーフ体験を通して学び、語り合う、こうした形のグリーフケアというのは日本でも珍しいのではないかと思います。米国で心理治療・グリーフケアに関わっていた専門家が、心理的安全性や、ファシリテーションなどにも配慮し「学び」と「語り」と「相互支援」のバランスをとりながら進めていくグループは例がありません。

グリーフは一般的に病気ではなく喪失による自然な反応ですが、生活にも仕事にも影響を及ぼすほど辛い時期もあります。さらに看取りに関わる医療関係者であれば、立て続けに患者さんを亡くしたり、辛い死に直面したり、プライベートなところで喪失を体験したりします。経験するグリーフは、放っておけば癒えるどころか、認知されず、重なってゆきます。そうしたグリーフを1人で心の中に抱えている医療従事者がたくさんいます。コロナ禍では尚更です。

第二弾は4月からスタートです。月一回2時間の会で、全6回です。定員は10名ですが、定員に達した時点でお申し込みを打ち切らせていただきます。今回ご参加いただけない方であっても、定期的に開催していきますのでメールでお知らせください。

ズームdeグリーフサークル始まります

ズームdeグリーフサークル始まります

アメリカのホスピスでグリーフケアに携わっていた時は数カ所の病院と提携をして、月一回遺族会を開いていましたが、高齢者施設で入居者の方向けにこうした会の依頼を受けることがありました。

ただ集まってお話をするだけではなく、一方的にこちらが講演をするクラスでもないピアサポートのようなものを作りたいと考えて生まれたのが、「グリーフサークル」です。

最新の研究や、新聞の切り抜き、ポピュラーカルチャーからもヒントを得て教材を作り、テーマに沿って私が進行する形で、参加者の方のお話を紡いでいきます。時によっては、参加者の方のお話中心で会が進行していくこともあります。資料はあくまできっかけに過ぎないのです。配偶者の死、癌の宣告、老いと向き合うということ、痛みとの戦い、鬱と暮らしていくということなど、生きるということは喪失を重ねていくことだと実感しました。

来年1月から医療看護介護福祉従事者対象にグリーフサークルをオンラインで始めます。全6回で、10名という少人数制です。ご興味がおありの方は「グリーフサークル参加希望」というタイトルで、お名前、職種を添えてaki@akimorita-psyd.comまでお申込みください。詳しくは後日改めてご案内をいたします。オンラインですので、日本語を話す方であれば海外からもご参加いただけます。

第一回ヨーロピアングリーフ学会

第一回ヨーロピアングリーフ学会

9月21日から23日までコペンハーゲンで開かられた学会にはヨーロッパ、オーストラリア、日本を含めた27カ国から発表者が集まりました。

学会長のThe Danish National Center for GriefのTina Graven Østergaardさんと組織委員会メンバーのHeidi Müllerさん

私は「From One to Eight Million Gods: Observations on Bereavement by a Hospice Psychologist」というタイトルで、故人との魂の関係を繋いていくritualとしてハワイのLantern Floatingについてポスター発表しました。精霊流しは日本を超え、ハワイやニューヨーク、アイルランドでも死を悼む行事として開催されていました。ハワイでは宗教や人種に関係なく、毎年アラモアナビーチに5万人ほどの人が集まります(コロナが蔓延するようになってからは延期)。

ウォーデンはTasks of Mourningの中で、死を悼むプロセスについて書いていますが、Lantern Floatingにはその4つのタスクが全て織り込まれていると感じます。そんな喪の行事を通して魂の関係を紡いできたということをヨーロッパの人に知っていただく機会となりました。

たくさんの出会いがあり、学術的にも、個人的にも実りの多いものとなりました。次の学会は2025年にアイルランドで開催される予定です。

私は次の目的地ノルウエーに向かいます。

秋のヨーロッパツアー

秋のヨーロッパツアー

コペンハーゲンで開かられるEuropean Grief Conferenceに出席のために、企画し始めた「ヨーロッパツアー」。せっかく遠くまで行くのだからと、考え始めたら欲が出て、デンマークにとどまらずノルウェーにもスエーデンにもとどんどんツワーが膨らみます。Facebookなどでもアップデートしていきますので、是非そちらにもお立ち寄りください。https://www.facebook.com/aki.morita.9440

福岡医健・スポーツ専門学校特別授業

福岡医健・スポーツ専門学校特別授業

7月13日に福岡医健・スポーツ専門学校看護科の授業にお邪魔しました。福岡を訪ねるのは4年ぶりです。その時は先生方対象に「聞く力」について講演・ワークショップをさせていただきました。

今回学生さん対象の授業のテーマは「人生の最終段階を支える医療のあり方」。ちょうど老年看護の授業が終わったばかりというタイミングで、未来の看護師さんたちがどれほど重要な役割を担っていくのか伝わったかな。

あなただけのグリーフジャーナルを作ろう

あなただけのグリーフジャーナルを作ろう

最近は日本でもグリーフやグリーフケアに関する本を目にするようになりました。アメリカ(ハワイ)のホスピスでグリーフケアをしていた心理専門職の立場から『極上の別れの条件』を出版して、もう一年が経ちました。たくさんのご遺族の方から心温まる感想や反響をいただき、次はご遺族向けに執筆したいという気持ちが強くありました。ただ読者が読むだけのものではなくて、インタラクティブで、リフレクティブなもの。そう考えていると私がファシリテーターを務めていたサポートグループを思い出しました。読者が「読む」という一方的な関わりであっても、自分のペースで書き込んだり、考えたり、気づきを深めたりする作業を通して、私がファシリテーターとしてそこにいて見守っている様子を思い浮かべながら執筆しました。第二弾『あなただけのグリーフジャーナル(仮題)』。まだ出版時期は検討しているところですが、早くみなさんの元にお届けできればと思います。

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